気功を高藤先生の著書から学ぶ ④小周天への道 呼吸法

仙道の入り口として、小周天の事が記述されています。
小周天とは、気を丹田等で感覚化したあと、身体を一周させるトレーニングとあります。

小周天のメリット

小周天ができると、下記効果が期待できます。
・今までとは違った体質に変わる。
・寒さにやたらと強くなり、スタミナも向上。
・子供の時のように心が躍るようになる。
・軽い風邪を除けば、病気などはまずしなくなる。
・精神力が非常に強化される。
マインドフルネスをやってきて、より自身を変化させたいと望むのであれば、小周天をマスターしたいものです。

仙道の呼吸法

仙道では、意識の集中をする一方、呼吸法を用いて、早く熱が発生するようにする。小周天用として、いくつかの呼吸法があります。

①武息

意識的に吸・停・吐の3つを行う呼吸で、呼吸と同時に必ず下腹および肛門の括約筋の緊張を伴わせる。

①下を上歯のやや上にピッタリつけ、息をスッスッと切れ切れに鼻から吸いつつ、徐々に下腹を膨らませ、肛門を締め上げていく。同時に意識で、吸った息が下腹へ次々におりていくと想像する。

②息を吸いきったら、下腹をふくらまし、肛門を締め上げたまま息を止める。意識を下腹に集中する。

③しばらく息をとめたあと、鼻からハッハッと切れ切れに強く吐きながら、下腹をへこましていく。同時に肛門をゆるめていく。意識は下腹にかけたままにしておく。

吸気・停気・吐きは、5・5・5の比率で行い、慣れてきたら10・15・10、高藤先生は、15・30・10ぐらいで熱発生が良かったとの事。

②文息

瞑想の段階が深くなったときに出てくる呼吸(複式呼吸)。
長くゆったりとした呼吸法で、完全に体がリラックスしているときにしかでない、特殊な呼吸と記述されています。
意識をまったく呼吸にかけずに複式呼吸がなさなければならないところが難易度が高いと記述されている理由です。

③調息あるいは半文息

やさしい呼吸法で、息をゆっくり長く鼻から吸い込み、下腹を徐々に膨らませていく。十分吸いきったら、今度は口または鼻から、ゆっくりゆっくりと長く息を吐きながら下腹をへこましていく。
文息へ早くもっていきたい人は、体をリラックスさせ、吸・吐を同じ長さで行う。
武息の補助に使いたい人は、下腹の緊張と肛門の締め上げを併用する。
吸う時に肛門をしめ上げ、吐くときにゆるめる。

感想

①武息 
辛くてきつい。10分間ぐらい行うと頭がボーっとしてきます。また、肛門を細かく締める習慣がないため、攣りそうになります。
熱感を得るために一番効果があるだけに、短時間で熱感を得られる事ができました。しかし、なかなか苦しい呼吸法です。
なお、特殊な呼吸法のため、電車等の公共交通機関で行う事は難しい印象です。

②文息
呼吸法と思って実施するため、意識をまったく呼吸にかけないというのが難しいです。日々行っているマインドフルネスの呼吸を観察していく習慣をつけていきたいと思います。

③調息あるいは半文息
非常に簡単で、熱感も出やすい。他人から目につく呼吸法でないため、電車、仕事中に気づかれずに実施できる。時間を確保しやすい面では一番実用的に感じた。

まとめ

小周天をマスターした後のメリットが多く、完全な小周天を会得したいと考えています。
武息で検索すると、半年以上、武息を1時間以上を毎日繰り返したとい記事を見かけました。かなりきついので、万人にできるものではないように感じました。
小周天は大周天に至る前段階の工程ですが、きちんとマスターする必要があります。ここでしっかり感覚を磨いておくことで、その後の修行の体験が深みのあるものになります。先は長く感じます。
最後まで読んで頂きありがとうございました。